生 活 .

映画/音楽レビュー多め。時々コスメのレビューも投稿します。殴り書き多め

May' 20 今月の音楽

緊急事態宣言で家にいる時間が増えたので、おうち時間を少しでも快適にしようと、Bluetoothスピーカーを購入した。とにかく音がいい!そして音楽聴くのが楽しい!となったので毎日何かしら音楽を流しながら生活していた。今日は5月中に特に自分が気に入っていた音楽を紹介したいと思う。

 

 

 

1. She is moonlight / THREE1989

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5/1に発表された彼らの新譜。THREE1989はテラスハウスで知った人も多いのではないかと思う。(ボーカルのShoheyはテラスハウスオープニングドアーズに出ていた。)このバンドは編成が独特でVoとDJとKeyで成り立っているのですよね。R&Bやディスコ要素を取り入れているのがこのバンドの特徴でこの楽曲もそういった要素がかなり入っており、80sや90sのサウンドと似た懐かしさもあります。そしてなんといってもお洒落!(笑)コロナが収まったら飲み会後の帰り道で夜風に当たりながら聴きたい(笑)

 

2. トンネルを抜けると / Have a Nice Day!

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ハバナイを知ったのは実は比較的最近で映画「チワワちゃん」の主題歌で「僕らの時代」がきっかけだった。このバンドはほんとに不思議でボーカルがめちゃくちゃ歌唱力があるわけでもなさそうだし、ちょっとべたっとつぶれたみたいな声で聴き心地悪そうなんだけど(ごめんなさい)、実際に聴いてるとものすごく聞き心地がいいし、中毒性もある。きっとエレクトロなサウンドと彼の声の相性が抜群なんだろうなあ。途中転調して世界観変わる感じも好き。

 

3. Introspection / UMI

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シアトル生まれのLA在中で南カリフォルニア大学に通うLo-fiシンガーのUMI。最近推してるLo-fiシンガーの一人(今度別記事でLo-fiアーティスト紹介しますね)。少し低くてハスキーな声が好き。特に今回の楽曲は少ししっとりな曲調が彼女の声と非常にマッチしている。ちなみに、タイトルのIntrospectionは内省という意味で、なかなか立ち直れない自身の性格をなんとかしたいと悩んでいる主人公の繊細な気持ちを描いている。

 

4. as good as it gets / sophie meiers  

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UMIと同様、最近推しているベッドルームアーティスト、sophie meiers。音楽から映像までも全てセルフプロデュースしている彼女はセンスの塊としか言いようがない。チルくて優しい音楽が特徴的だ。

 

5. 怪獣の花唄/ Vaundy

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Spotifyが今年躍進を期待するアーティストを選んだ"Early Noise 2020"に見事選ばれたVaundy。昨年「東京フラッシュ」を出してその圧倒的歌唱力と洒落たサウンドで注目されてる。19歳とは思えないくらい表現の幅が広く、どの曲も全くテイストが異なる。新アルバムではまさに彼の音楽の幅の広さを実感することができる。

 

6. HOME / AAAMYYY

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日本の3人組バンドTempalayのシンセサイザーとしても活躍するAAAMYYY(エイミー)。ここまで読んできた人なら薄々気づいているかもしれませんが、私、ハスキーな声大好きなんです(笑)緊急宣言は解除されたものの、コロナが来る前の日常からはまだまだ程遠い今日この頃。友人や恋人や家族とも会いたくても会えずにいて、寂しい思いをしている人も多いことだろう。ぜひ大切な人を思い浮かべながらこの曲を聴いてみてほしい。

 

最後に

いかがだったでしょうか。自粛期間中にも楽曲制作に励んですてきな新譜を出してくれたアーティストさんたちには頭が上がらない。音楽で少しでも楽しい時間を過ごしたいものだ。

 

プレイリストも定期更新するのでよかったら、

n on Spotify フォローしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

The 1975の『Notes On A Conditional Form』を聴いてみた(感想と考察)

The 1975の新アルバム『Notes On A Conditional Form』が全曲公開された。この記事では一曲ずつ再生した感想を綴っていこうと思う。

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01.The 1975

先行配信もされていたオープニングナンバー。静かなピアノの美しい音色と共に窓から朝日が差し込んでくるような気分になる。過去のアルバムのオープニングトラックが約1分弱だったのに対し、今作は5分近くある最長作である。気候変動問題に関する現状に警鐘を鳴らし、人々に行動を起こすよう呼びかけるグレタ・トゥーンベリの言葉*1が、バンドが奏でるアンビエントサウンドと、淡々としながらも確かな意志の感じられる声に乗せて運ばれる。「反逆するときが来た」- The 1975の新作パフォーマンスの幕開けである。

02.People

パンクロックなサウンドに力強い歌詞。じつはこの歌詞は前の楽曲と非常にリンクしている部分がある。歌詞に出てくるサウナはおそらく温暖化した地球の比喩、深刻化している環境問題はそっちのけでマリファナの合法化については議論しているという皮肉も込められている。地球温暖化に対する力強い訴えかけのメッセージが込められた楽曲だ。

 

youtu.be

03.The End (Music For Cars)

ひとつ前の楽曲とは打って変わって壮大な演奏。草原や海や青空が目の前に広がっているのが浮かんできた。非常に美しい曲である。

 

04. Frail State Of Mind

フロントマンのマシューの内面を見ているような気分になる曲。これまでの楽曲で環境問題や政治について触れていながら、ここで「心が脆くなるときがある」と歌っているこの楽曲は過去のThe 1975の楽曲を見ていても最も「The 1975らしいな」と思わせる歌詞・サウンドだ。おそらく、前作の『A Brief Inquiry Into Online Relationship』のコンセプトに似ているからというのと、The 1975のこれまでの楽曲で使われてきたエレクトロなサウンドがそう感じさせるのだろう。

 

05.Streaming

アルバムの3曲目に収録されている『The End (Music For Cars)』と同様、インストロメント楽曲となっている。壮大なサウンドであった3曲目に対してこちらはかなり繊細なメロディ。川の流れる音、小鳥のさえずり、花の香り...この楽曲を聴いていると自然によって五感がくすぐられるような感覚となる。

 

06.The Birthday Party

『Streaming』のサウンドと世界観をそのまま引き継いだような穏やかで優しいサウンド。しかし、歌詞はつかみどころがなく、奇妙な内容となっている。どこにバースデーパーティー要素が?と思うかもしれないが、曲中に人々がガヤガヤと会話しているのが遠くで聴こえてくる。これがおそらくパーティー会場で聞こえる音なのだろう。歌詞にMattyとあるように、これはマシュー・ヒーリーの実体験に基づいてた歌であると考えられる。前作でも語られていたような、彼の薬物依存を克服するまでの経験を基にしているのだろう。

 

ちなみに、この楽曲はリリースされる前から Mindshower Digital Detox now open to the public. というサイトが立ち上げられていたり、徹底的なプロモーションが行われてきていた。また、現在ではこのMindshowerのサイトではAmazonとコラボしており、今作のコンセプトに合った創作物をシェアできるようになっている。

nme-jp.com

 

07.Yeah I Know

The 1975お得意のエレクトロサウンドがふんだんに使われた楽曲。ひとつ前の『The Birthday Party』はかなり独特の世界観を持っているが、この曲でもそのまま現実から離れた場所へ連れていかれるような気分になる。繰り返されるサウンドとシンプルな歌詞だからこそ作り出せる雰囲気なのだろう。いったい私はどこへ連れていかれるのだろう。

 

08. Then Because She Goes

目を覚ますと、そこには目の前で演奏をしているThe 1975の姿が。前の2曲でどこか未知の世界へぐるぐると連れていかれるような気分になったが、この曲で無事到着することができた。マシューの甘い声とバンドの奏でる爽やかなサウンド。特に最初のドラムが好きだ。歌中に何度もマシューがLoveという言葉を使うのが印象的だ。そして、『Then Because She Goes』という歌詞 ― 愛する人のために別れを決断する必要があるのだということを歌っているのであろう。悲しい歌詞をあえて爽やかで甘いサウンドに載せることでかえって切なさが増す。

09. Jesus Christ 2005 God Bless America

Phoebe Bridgersを客演として真似ているこちらの楽曲。この曲では愛と宗教の関係性について語っている。歌詞で印象的なのは繰り返しでてくる「I'm in love (with Jesus Christ)」だろう。一方で「but I'm feeling low」(だけど僕は落ち込んでいる)という歌詞が出てくる。そしてそのあとに、「I'm in love with a boy」という歌詞があったり、Phoebe BridgersがリードボーカルとなるBメロで、「I'm in love with the girl next door」と歌っていることから、主人公が同性愛、両性愛であることが分かる。ちなみに、Phoebe Bridgers はロサンゼルスのSSWで、彼女自身バイセクシャルであることを公言している。彼女をゲストボーカルに招いた理由はそこにもあるかもしれない。また、ここで主人公たちが落ち込んでいるのは、自身の信仰と恋愛の関わり方なのだろう。なぜなら、キリスト教において、同性愛の考え方は多岐に渡るからだ。そして、タイトルにAmericaが入っているのは何故か。それはおそらくアメリカ内のキリスト教信者の割合が大きく、それの影響があってか同性愛や両性愛に対する厳しい意見が多く飛び変わっているからであろう。

www3.nhk.or.jp

 

10. Roadkill

Roadkill = 道路上で車にひかれた動物の死体のこと。しかし、タイトルからは想像できないくらいポップでさわやかな楽曲。マシュー曰く、この曲は彼が今まで書いてきた曲の中で最も面白い曲なのだそう。ただ、それと同時にこの楽曲が今作のアルバムのコンセプトに含まれる要素をいくつも含んでいると言える。男性の苦悩やマシュー自身が抱えている人間関係の問題、またセクシャリティーのことまで広くカバーしているようだ。

 

11. Me & You Together Song

ポップで爽やかなサウンドからThe 1975の初期アルバムと似たものを感じる。そしてこれも恋を歌ったものであると分かる。

歌いだしの歌詞が衝撃的だ。

I can't remember when we met
Because she didn't have a top on

(僕たちがあった時のことは覚えてない。なぜなら彼女は上半身が裸だったから)

えっ(笑)ってなるでしょ、これは。ただ、それだけ衝撃的な出会いだったのであろう。そして主人公はこのときに出会った女の子にずっと恋心を抱いているのだ。成就しそうにもないけれども。

そしてこの曲の歌詞でもう一つ衝撃的なのは、主人公が自分のことをクィアと言っていること。クィアというのは元々は蔑称で日本語で言う「オカマ」や「変態」に値する言葉だが、現在ではLGBTQのQにあたり、セクシュアルマイノリティの総称*2でもある。

youtu.be

 

12. I Think There's Something You Should Know

これまでマシューの内面やバックグラウンドを反映した曲が多かったのに対し、こちらの楽曲はインポスター症候群*3やそれと似た精神障害を持った人たちに向けた歌である。メロウなサウンドが印象的な楽曲である。

 

13. Nothing Revealed / Everything Denied

美しいピアノのサウンドから始まるこの楽曲は『The Sound』のような感傷的なコーラスとリンクする部分がある。歌詞の内容としては、人の性格とは必ずしも見た目と一致するわけではないということを訴えているのだろう。一つ驚きなのが、歌詞の中に、"I never fucked in the car. I was lying(僕は一度もカーセックスをしたことがない。僕は嘘をついていた)"というのがある。これがなぜ衝撃的かというと、これまでのThe 1975の楽曲ではカーセックスの描写が含まれているものがいくつかあるからだ。*4

おそらくマシューにとっても、実体験とはまったく異なる歌詞を書くことによる世間からの見られ方に苦労していたのだろう。

14. Tonight (I Wish I Was Your Boy)

The Temptation の "Just My Imagination (Running Away with Me)"*5佐藤博の"SAY GOODBYE"*6をオマージュしているこちらの楽曲は、主人公がロマンチックな女性に対して憧れを抱いている様子を歌っている。タイトルからわかる通り、主人公の想いは彼女には届いていない。曲のサビにもこのタイトルが歌詞として使われているが、ここでは2つの解釈が考えられる。

1つ目は、主人公と彼女は以前恋人関係にあったものの、既に破局しているという解釈だ。しかし、主人公は今でも彼女と別れてしまったこと、彼女を引き留めなかったことをひどく後悔しているのだ。そのため、歌詞にある“I think I fucked it royally.”というのは、「今ならもっとうまく彼女と付き合えるのに」という意味が込められているのだろう。あくまで私の想像だが、きっと二人が別れてしまったのは主人公に何かしらの原因があったのだろう。

2つ目の解釈は、歌詞の「Tonight」に重きを置いたもので、お互いにとって孤独さや寂しさを紛らわすためだけの都合の良い関係になってしまったことに対して、主人公が「今夜だけはせめて君と恋人でいたい」と思っているという考えだ。 初めは気持ちを紛らわすために築いた関係性だが、主人公にとってはこの関係性がよりむなしさを感じてしまう原因になっているのかもしれない。

15. Shiny Collarbone

レゲエ歌手のカッティ・ランクスが参加しているこちらの楽曲では、マシューの歌は一切入っていないことに驚く。また、曲が始まって0:23あたりに前作に収録されている『It's Not Living (If It's Not With You)』のイントロがサンプリングされている。

 

16. If You're Too Shy (Let Me Know)

イギリスのSSWであるFKA twingsがコーラスとして参加して注目が集まった作品。サックスの音色に合わせたおしゃれなサウンドとポップさ。これこそまさにThe 1975がデビュー時から一貫している音楽だろう。また、歌詞ではオンラインで知り合った女の子との恋を歌っており、前作の『The Man Who Married A Robot / Love Theme』とリンクしていると思われる。

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17. Playing On My Mind

前の明るくキャッチ―な楽曲と変わってこちらはアコースティックでしっとりと歌いあげている。そしてこちらもマシューの内面やオンラインに対する考えが歌詞に反映されている。こちらも前作とリンクする部分があると感じる。

 

18. Having No Head

こちらはバンドのドラマーであるダニエルによって演奏されているインストロメントトラックとなっている。彼は3月22日の自身の誕生日にこの楽曲をインスタグラム上にライブ配信した。後半からアップビートになり、エレクトロの要素も強くなるため、6分というそこそこ長い演奏時間を全く感じさせない。

 

19. What Should I Say

エリピティカルでエレクトロなこちらの楽曲もおそらくマシューの実体験に基づいているのだろう。歌詞中に含まれているAmbienという薬物の名前や、有名になったからこそ体験する苦い思い出などを歌っていると思われる。歌詞はいたってシンプル。今までは歌を通じて伝えたいことを歌詞として歌ってきていたけど、もしかしたらこの楽曲は「言葉にできない彼の心の中のモヤモヤとしたもの」をそのまま歌詞にしたのかもしれない。

20. Bagsy Not In Net

Bagsyというのは、イギリスのスラングで、「私が先に~するぞ!」という意味だそう。アメリカでよく使われる「Shotgun」も同じような意味らしい。ちなみに、この「Bagsy Not In Net」というのはサッカーで使われるらしく、仲間とサッカーを始めるときに、「Bagsy Not In Net」と最後に行った人がキーパーをやらされるというルールがあるらしい。

曲の内容としては「君より先には死ねない」というマシューの気持ちを歌った曲である。サビで繰り返し出てくる"Do you wanna leave at the same time?"というのは、恋人に対して「一緒に死のう」といっているもの。また、イントロで使われているサウンドChristopher Crossの『Sailing』*7をサンプリングしたものだ。

21. Don't Worry

この楽曲の一番の特徴はなんといってもマシューが自身の実父でかつ俳優であるティム・ヒーリーと一緒に歌っていることだろう。もともとこの楽曲はマシューがまだ子供だった頃に父がつくったもので当時のタイトルは『You』だったそう。しかし、既に同じ名前の曲がThe 1975でリリースされていたため、『Don't Worry』に変えて出したらしい。

 

22. Guys

アルバム最後の楽曲はバンドメンバーとの関係を爽やかに歌い上げた『Guys』。素直に嬉しいのは初めて来日した時のことを"The best time"と言ってくれていること(笑)。私事ではあるが、The 1975に初めて出会ったのは私が中2のときで、そのときはまだ「ちょっとダサいロックンロールバンド」のイメージが強かった。もちろん私はそれはそれで好きだったのだが、おそらく本人たちを含め、当時の彼らを知っていた人たちは彼らがここまで社会的に影響力の強いバンドになると思わなかっただろう。色々変革を続けながらも変わらないのは一緒に演奏をするバンドメンバーだ。これからも4人にしか作れない音楽をどんどん作ってもらいたい。The 1975大好きだよ~!

 

 

 

『弥生、三月-君を愛した30年』が駄作すぎて愚痴るしかない件について

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先日、3/20(金)に公開した『弥生、三月』を観に行った。

 

成田凌、波瑠、杉咲花と好きな役者が出演していたこともあり、そこそこ楽しみにしていたのだが……

 

えっ?なんなのコレ!?

 

って思いっぱなしの2時間だった……

 

というわけで、ここからはネタバレを含む本作の感想(愚痴)をつらつら書いていこうと思う。

 

注)以下、ネタバレかつ批判的な感想多め。

 

①役者の演技力でカバーできないくらいダメダメな脚本

上記の通り、主演は成田凌、波瑠、杉咲花と演技派の若手役者が勢揃いだ(特にここ最近私が個人的に推してるのは成田凌。この人は本当にどの役をやらせてもハマるからすごい)。しかし、脚本に色々と無理ありすぎて、こりゃ役者たちにどれほど演技力あってもカバーできませんわ…と思う部分が非常に多かった。ここまで、「役者らもどう演じていいか分からないで困ってるんだろうな〜」っていうのが画面越しに伝わってきたのは初めて。終始、役者らが不憫に思えた。

 

なんと言っても、1番無理があるだろ!というのは成田凌と波瑠が高校時代から40後半まで演じるところだ。高校生役がギリしっくりきたのは杉咲花くらい。

朝ドラじゃあるまいし、別の役者を使っても良かったのでは?と思ってしまった。

 

②子供向けの映画?と思ったらそういうわけでも無さそう

あまりにも突っ込みどころ満載の安っぽい内容だったので、「アレ?これってもしかして小学生とか中学生向けの映画かな?」と思い始めた私。確かに当時の私であればもっとひねくれずに純粋に作品を楽しめていたかもしれない。しかし、途中のシーンで突然大人なシーンが出てきて、「ん?」と困惑してしまった。というのも、成田凌演じる山田(サンタ)が既婚者である波瑠演じる弥生を抱き寄せ(ここまでは良かった)、そのまま家に持ち帰って契りを交わすというものだ。

……いやいやいやいやいや(笑)果たしてそのシーンは必要あったか?それまではサンタの不器用な性格がちょっとかわいいと思っている自分もいたが、そのシーンで一気に冷めてしまった。

 

③悪魔のようなエンディング

ここまでけちょんけちょんにディスっておきながら言うのもアレだが、最後になるにつれて物語は少しずつ良い方向に進んでいく。岡田健史が成田凌の息子を演じるのは、これまた無理はあると感じだが、それでも話が少しずつまとまっていくのは良かった。

 

だがしかし!最後の最後になって今までの過程をぶっ壊すようなエンディングが待ち構えていた。突然、波瑠と成田凌が歌い出すシーンである。これほどダサいエンディングは見たことない。そしてエンドロール後、サンタと弥生が生まれた頃のシーンで物語は終了。これまた最後につける意味が分かんないくらいどうでもいいシーンで時間返せ!とすら思ってしまった。

『ジョジョ・ラビット』考察・感想

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すべてを経験せよ 美も恐怖も 生き続けよ 絶望が最後ではない

R.M リンケ

 

 

…というわけで、先日『ジョジョ・ラビット』を鑑賞してきた。

 

日本で公開される前から海外で高く評価され、アカデミー最有力とも言われた今作。

 

予告を観る限り、非常に面白そうだし、スカヨハ×タイカ・ワイティティという組み合わせにかな〜り期待して劇場に足を運んだ私。

 

まず、先にお伝えしておくと、

期待の上の上をゆく神作品でした!!!!!!!!

 

そんな私的大ヒットとなったジョジョ・ラビットについて今回はアツく語っていこうと思う。

 

あらすじ

舞台は、第二次世界大戦化のドイツ。母ロージーと二人で暮らす10歳の少年ジョジョは青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、訓練ではウサギも殺すことが出来ない心優しいジョジョ。教官からは"ジョジョラビット"という不名誉なあだ名をつけられてしまった。そんなある日、ジョジョユダヤ人の少女がこっそりと自分の家に匿われていることに気づく。恐る恐る少女に話しかけ、アドルフの目を気にしつつジョジョは少しずつ少女に恋心を抱いていく。

 

作品情報・キャスト

監督:タイカ・ワイティティ

脚本:タイカ・ワイティティ

出演:ローマン・グリフィン・デイビススカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジーサム・ロックウェル

音楽:マイケル・ジアッキーノ

 

予告動画はこちら


タイカ・ワイティティ監督がヒトラーに!映画『ジョジョ・ラビット』日本版予告編

 

以下、ネタバレ含む感想です。

 

感想(ネタバレ注意)

◆母は強し!

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スカーレット・ヨハンソン演じる母ロージーが本当に美しい。強さの中に優しさがあり、聡明なロージーに私自身が惹かれっぱなしだった。

「大人の女って何?」と匿われていたユダヤ人の少女エルサがロージーに尋ねる。ロージーの回答は「嬉しい時も悲しい時もシャンパンを飲むこと」「恐れずに人を信じること」「車を運転すること」「虎と見つめあうこと」「気まぐれでモロッコへ行くこと」「男を愛し、苦しませること」

どれも名回答すぎではないか。私はロージーのこのセリフが大好きだった。

旦那さんの代わりにもなりながら、母と父の一人二役を担うロージー。強くて頼りになるんだけど、彼女がお酒を一気飲みするシーンを見るたびに本当は戦争でしばらく旦那さんに会えない寂しさ、長女を失った悲しみ、戦争への不安、息子とエルサのどちらを優先するべきなのかという葛藤 ― きっとたくさんの負担を抱えながら生きているんだろうなと思って観てしまうととても辛い。

 

◆これは靴紐を結べるようになるまでの話

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 蝶々のシーンと靴紐のシーンは蝶々結びつながりでリンクしていたのではないだろうか。ジョジョは初め、一人で靴紐すら結ぶことのできない少年だった。恋も知らず、愛もわからず、信じていたのは空想上の友達ヒトラーだけ。そんなジョジョに母ロージーは恋はお腹の中にたくさんの蝶々がいるような気分だと教える。

そんなジョジョが少しずつエルサに恋心を抱くとき、彼のお腹の中にはたくさんの蝶が飛んでいた。

そして、物語の最後、彼はエルサの靴紐を結んであげるのである。この映画は10歳のジョジョが一人で靴紐を結べるようになるまでの話なのだ。

 

 

 

『マリッジ・ストーリー』考察・感想

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2020年一発目映画はNetflixオリジナルの『マリッジ・ストーリー』だった。

本日はこの作品について紹介していこうと思う。

 

あらすじ


女優のニコールと舞台監督を務めるチャーリーは、ヘンリーという子宝にも恵まれ、幸せな結婚生活を送っていた。

チャーリーの劇団は、結婚当初は無名だったものの、女優としてある程度キャリアのあったニコールの加入も後押しし、徐々に知名度が高まり、ついにはブロードウェイに進出するまでになる。

しかし、そんな夫の劇団の成功に比例して、ニコールは自分が主体性を喪失し、夫の劇団に従属する存在になっているような感覚を味わうようになる。

お互いに愛し合っていた2人だが、些細な不満が積み重なりや方向性の違いによって、ついには離婚調停が始まってしまうのだった…。

穏便に済ませようとしたが、親権と財産をめぐって裁判をすることによってどんどん複雑になっていく。その苦しい環境を過ごす人間の心情を丁寧に描いた作品である。

 

結婚とは何なのか?愛とは何なのか?と問いたくなってしまう作品だ。

 

2019年8月28日から9月7日まで開催された第76回ヴェネチア国際映画祭で世界初上映され、そこで大絶賛を得た『マリッジ・ストーリー』。その後、第44回トロント国際映画祭でも同じように大絶賛をされ、賞レースに加わるのではないか?と言われている話題の作品です。2019年12月6日からNetflixにて世界同時配信中。

 

『マリッジ・ストーリー』予告はこちら


『マリッジ・ストーリー』予告編 - Netflix

 

作品情報・キャスト

監督・脚本:ノア・バームバック 

出演:スカーレット・ヨハンソン(ニコール)、アダム・ドライバー(チャーリー)、ローラ・ダーン(ノラ)、レイ・リオッタ(ジェイ・マロッタ)、メリット・ウィヴァー(キャシー)、ほか

撮影:ロビー・ライアン

美術:ジェイド・ヒーリー

衣装:マーク・ブリッジス

編集:ジェニファー・レイム

音楽:ランディ・ニューマン

 

監督・脚本は『イカとクジラ』や『ヤング・アダルト・ニューヨーク』で知られるノア・バームバック

 

また、主演は『アベンジャーズ』シリーズのブラックウィドウで有名なスカーレット・ヨハンソン、『スター・ウォーズ』シリーズに出演しているアダム・ドライバーです。後でも詳しく書きますが、この映画はとにかく役者の演技がとにかくハイレベルで素晴らしいんです。さらに、ニコールの弁護士のノラ役を演じているローラ・ダーンの演技も大変魅力的です。

 

第92回アカデミー賞の主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞脚本賞、作曲賞にもノミネートされているのでこちらも楽しみですね!

 

※以下、ネタバレ含む個人の考察・感想です※

 

考察① 法律と愛の間にあるもの

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お互いの欠点も愛していたはずの夫婦が、方向性の違いから離婚調停へ。

映画は、夫婦がお互いの好きなところを挙げてリストアップするところから始まる。

 

先に旦那さんのチャーリーが奥さんの好きなところを挙げていく:「子供と本当に真剣に付き合うところ」とか「誰にでも優しいところ」とか「ちょっとズボラなところ」とか。

 

そして次に、奥さんのニコールが旦那さんの好きなところを挙げていく:「映画を観てすぐに泣いちゃうところ」とか「負けず嫌いなところ」とか「仕事仲間を大事にするところ」とか。

 

ところで、この二人がリストアップしているところはどこか?というと、離婚カウンセラーのオフィスなのである。カウンセラーからお互いの好きなところをリストアップして読みあうと言われていたのだ。なぜなら、このようにお互いに好きだったことを思い出していけば、2人はやり直せるかもしれないと考えているからである。

 

しかし、このカウンセラーのアドバイスに対して、妻のニコールは猛反対。「もう私は離婚すると決めているんだから、もう無駄なことをやらせるな」と。さらに、カウンセラーと旦那さんに対して「あんたら、2人でお互いのチンチンでもしゃぶってな!」って部屋を飛び出していくのである。

 

結局、カウンセラーは上手くいかず、二人は弁護士を雇って法に従いながら離婚を進めていくことに。

 

しかし、これが離婚調停を泥沼に浸からせる原因となる。

 

法=理性と考えがちだが、ただのルールにすぎない。人とのつながりを完全に裁くことは絶対にできないのだ。

映画中、裁判のシーンで弁護士が本人の意思と異なることや汚い誹謗や嘘を吐くシーンが登場する。

理不尽にしか思えない離婚裁判のあれこれに憤った夫のチャーリーに対して弁護士が

「これは弱者のための法律なんだよ」と諭していたのが印象的だった。

 

愛していないから離婚するのではなく、

自分が自分らしくあるために離婚したいと願った2人。

 

好きでもうまくいかない難しさ、法律上の関係性に当てはまらない愛があることを教えてくれる映画である。

 

考察② 映画史に残るであろう夫婦口論のシーン

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上記に述べた通り、本作の見所は俳優陣の演技力。特に、物語終盤の2人の口論場面は圧巻。

 

あまりに生々しい感情のやり取りがある為、全くそうとは見えませんが、監督を務めたバームバックはチャーリー役のアダム・ドライヴァーとニコール役のスカーレット・ヨハンソンに一言一句の台詞に対して演出したのだとか。

 

2日間に渡った撮影で、夫婦を演じた2人は異なるアプローチをバームバックと話し合いながら何度も最初からテイクを重ねて創出したシーンであり、まるで舞台の様な流れの中、台詞ごとの動きまで精密に振りつけられ、即興はゼロ。

 

2人は舌戦を始める前に、「2人で話し合えると思うんだ。」 「ええ、話しましょう。」といった冷静で落ち着いた会話をしている。しかし、そこから一気にスイッチが入り、何かが憑りついたかのように感情的になり、言葉をぶつけあうのだ。

 

そして、言い争いは過熱していき、最終的にはチャーリーが心にもない暴言を吐いて、泣き崩れてしまう。

 

もしかしたら、自分が自分ではなくなってしまったような感覚や、心にもないことばかりを発していたという実感に打ちひしがれてしまったのかもしれない。

 

上記で述べたことと多少重なるが、離婚調停の過程でお互いに弁護士をつけると、お互いの真意ではないことを相手に欲求するようになる。

そういう意味では、離婚調停というのは自分ではない何かを演じ、自分の真意とはかけ離れたことをしてでも相手に勝利し、自分の望むものを手に入れる残酷な世界だと言えるだろう。

 

考察③ 新しい家族の形

この映画はある夫婦の離婚のプロセスを描いている作品であると同時に、女性のジェンダーの物語でもあり、現代の新しい家族のかたちを考えさせ作品でもある。

 

弁護士のノラが「女性は完璧な母親であることを求められているけれど、男性は不完全でも社会的、宗教的に許させている」と持論を展開するシーンがある。

 

女性と男性でとらえ方は違うとは思うが、私個人の意見としてはこのノラの女性論はまさに現代を生きる女性たちと社会で求められている理想像のギャップを示しているように思えた。

 

近年、女性の社会進出が進む中で、夫の影に隠れて内助の功を果たすことが女性の役割だという考え方は時代遅れになりつつあるのではないだろうか。

 

自分で切り開いた道を進みたい女性はどう生きればよい?子供はどうする?夫の仕事はどうする?

 

そういった疑問を投げかけたくなり、新しい家族のかたちを考えせられる映画である。是非皆さんに観ていただきたい。

 

ご挨拶 はてなブログ開設しました

皆様はじめまして(?)束子(たわし)と申します。

 

何を思い立ったのか、またブログを開設していた。

中学生のときにガラケーで初めてブログというものを初めてそこそここマメに学校での出来事や休日に何をしたかなどつらつら書いていたが、歳を重ねるにつれてブログを書く時間は減っていくし、過去の投稿は恥ずかしくて見てられないしって感じで1度退会。小文字をやたらと使ってみたりすっぴんで撮ったプリクラ載せてみたり顔文字を乱用してたりしたのは間違いなく黒歴史(笑)

 

ブログをやめてからはSNSTwitterとインスタを主に使いながら(Facebookもあるんだけど使い方がいまだに分からない)日々の出来事や趣味に関する投稿をしていたが、やっぱり趣味や好きなことはブログという媒体がないと書けないことに気づいてしまったのである。

 

そんなわけで新しく始めたではあるが何を書こうか誰に向けて書こうかっていうのは何も考えていない。そもそも見てくれる人がいるかどうかすら怪しい。。。ただ、自分の趣味や好きなものを140字という字数制限や○○○○映えとかいったものにとらわれずに書けるって思うと✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌って感じになります、あひゃひゃひゃ。

 

ここから先は簡単な自己紹介を書くことにする。

今年から就活を始めているのだが、企業訪問にしろインターンにしろ面接にしろ、就活に関するイベントでは自己紹介をする機会が多い。あんなもの中学までかと思っていたが大学生をやってる今もやたらと自己紹介する機会が多い。しかもただただ名前を言うんじゃなくて趣味とか熱中していることとかそういったことを聞かれることもしゅっちゅうある。自分はそのとき決まって映画鑑賞と答えてる。てか、ほんとうにそれくらいしか熱中できてるものがない(笑)

映画を見始めたのは中学3年生のときからだ。仲良かった友人が元々映画好きでその子の家に行っては何本か映画観てご飯食べながら感想を語ったりしていた(感想と言ってもあの俳優かっこいいとかあのシーンがグロかったとかそんなものだけど)。ただ、その友人のおかげで私はものすごく映画が好きになったし自分の家でも興味ある作品を観るようになったのである。

どんな映画を好んで観るかは人それぞれである。出演してる役者で選ぶ場合もあるし予め評判を聞いて選ぶ場合もあるし好みのジャンルだからという理由で選ぶ場合もある。私は元々ジャンルで選ぶ派(というかホラーやグロ系を避けがち)だったがある俳優に出会ってそれからは彼が出てる作品をジャンル関係なく観るようになった。彼の名は今となっては誰もが知ってるイケおじ俳優のブラッドリー・クーパー(43)である。

きっかけはハングオーバーシリーズ。めちゃくちゃ下品なコメディー映画なのに一人めちゃくちゃ無駄イケメンがいるぞ!ってなったのが始まり。そのあと『リミットレス』や『特攻野郎Aチーム』などを鑑賞し、そのたびに「好きじゃ~♡」っていう気持ちでいっぱいになっていた。

そしてそして彼が出ている作品を馬鹿みたいに漁っていたらとんでもない映画にであったのである。その名もプレイス・ビヨンド・ザ・パインズだ。

 

 

 

 

この映画について語るのはまた別の機会にするとして私はこれに出演していたもう一人の俳優にもハマってしまったのである。彼の名はデイン・デハーン(32)だ。

彼についてもまた別の機会に語ることにする。

 

この二人のおかげで(せいで?)私は間違いなく映画沼につかってしまった。この沼はおそらくだが一生抜け出すことはできないだろう。

そんなわけで簡単な自己紹介がひたすら長文になってしまった。

この挨拶が読まれている頃はおそらく最初の記事は出来上がっているだろう。挨拶だけというのも少しアレなので。

それでは、また。